この生薬は危険といっても、普通の化学製品の危険とかわらない。この販売元は中身を知らずに売っていたというが、小さな業者の製品を調べずに、天然だから安心といって推奨していた梶みゆきやBISESの責任のほうが大きい。彼女たちが宣伝しなければ、誰も買わないような小さな会社なのだから。
しかし、BISESには何の説明も載っていない。最新号には梶みゆきのでかでかとした写真や座談会はないが、あのように威張って無農薬を唄っていた人が実際は化学製品と同じ成分を持った強力な薬でバラを守っていたとなっては、お笑いである。彼女をあがめていたおばさんたちも同じ。
バラは、無農薬ではあのように美しく咲かないし、殺虫剤を使わなければ、一日中虫取りをするしかない。
そもそも、苗を作る業者も化学製品を使わなければ立派な苗を作れない。私たちはそういう立派な苗を好んで買うのだ。だから、バラを育てるということ自体、既に化学製品といくらかは関わっている。誰もそんなに威張って無農薬を誇れない。彼女みたいに、農薬を使うことを明記する人たちを座談会で非難してはいけない。
私だって、殺虫剤を使うことに引け目を感じて、虫取りに精を出してはいるけれど、芽がぐんにゃりしているのを見ると腹がたって、「新梢だけ、大切なシュートだけ」と言い訳しながら、シュッシュッとやる。でも、農薬をたくさん使う人を非難することはないし、無農薬の人を誉めることもない。それって各人の方針だから。
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